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ビーチフラッグスの決勝でフラッグを1本取るまでの道のり

ビーチフラッグスとは

ビーチ・フラッグス英語: Beach Flags)は、ライフセービングにおいてライフセーバーが行なう、走力や反射神経を鍛えるためのスポーツである。ライフセーバーの技術を競わないで行なわれることもある。ゲームはフラッグ(主に短いホース)を砂に一直線上に差して行なわれる。選手はフラッグから約20メートル程離れ、顔をフラッグと反対側に向けうつぶせに寝る。号砲の後、フラッグに向けて走り、フラッグを掴む。

ゲームのルールは「いすとり遊び」と似ており、常にフラッグの数は選手の数より1つ少なくなっている。フラッグを掴めなかった選手がレースから除外され、またフラッグを一つ減らしてゲームを続行する。これを残る選手が一人になるまで続け、最後に残った選手が勝者となる。若いライフセーバーによってよく行なわれる。

単純な競技のようだが、仲間の選手をゲームに残すために他の選手を操作するなど、ゲームはとても複雑になり、フラッグの争奪が激しくなると、選手の混乱や観客の緊張感が増す。 また、身体接触に対する厳しいルールがあり、腕を使った妨害や激しい接触は失格になることがある。

この競技は、持久力よりも技術やコンディションの調整が勝敗を分ける。また、非常にスピーディーな競技であり、オーストラリアオープンの決勝では約3.7秒で決勝のレースが終わってしまう。

Wikipedia
YouTubeでビーチフラッグスについて話しています。

ビーチフラッグスのルール

①競技の説明

競技者は,ビーチの割り当てられた位置でうつ伏せの状態から,起き上がり,体を回転させて約20m 走り,砂上に約 2/3 が見えるように立てられたバトン(ビーチフラッグ)1 本を取る。

競技者の数に対してバトンの数は常に少なく,バトンを取れなかった競技者は除外される。


競技者は,

  1. 顔を下にうつ伏せの姿勢になり
  2. 両足のつま先をスタートラインに乗せ
  3. かかと又は足のいずれかの部分を合わせ
  4. 指先が手首に触れるように両手を重ね
  5. 頭を上げておく
  6. 両肘を体の正中線に対して 90 度に広げ
  7. 腰と胃部が砂につく姿勢をとる
  8. 体の正中線はスタートラインに対して 90 度にする

注意 1:競技者は,スタートエリアの砂をならす,平らにする,押し固めてもよい。競技者は,スター
トをアシストするため,砂を盛り上げたり,砂の傾斜を不合理に変更してはならない。
注意 2:競技者は,うつ伏せになる前に手又は足を使って,又,うつ伏せになった後は足を使って,ス
タートラインの砂を掘りつま先を埋め込んでも良い。
注意 3:競技者はオフィシャルの指示に従わなければならない。競技のスタートを不合理に遅らせた競
技者はペナルティーを受ける場合がある

②スタートの手順

*スタート前にマーシャルは以下のことを行う

  1. ランスルーのために,くじで引いた通りの順に競技者を配置する
  2. スタートエリアまで競技者に付き添い,競技者が正しい順に並ぶようにする

*チーフレフリー/セクショナルレフリーは以下のことを行う

  1. 全てのオフィシャル及び器材が配置されているか確認する
  2. 競技者がスタートラインで位置につくように,長いホイッスルで各レースの公式スタートを合図する
  3. 競技者がスターターの管理下にあることをスターターに知らせる
  4. スターターは,競技者の視界の外に位置すること

③スタート

  1. スターターの「Competitors Ready(コンペティターズ・レディ)」の号令で,競技者は記述されたとおりにスタートの姿勢をとる。
  2. スターターの「Heads down(ヘッズ・ダウン)」の号令で,競技者は ― 遅滞なく速やかに ― 顎を両手の上に乗せる。
  3. 意図的な間を置いて全ての競技者が静止した状態になったら,スターターはホイッスルを強く一
    吹きしてスタートの合図をする。
  4. スタートの合図の後,競技者は自身の足で立ち上がり,競い合ってバトンを取る。

④不正スタート

ビーチフラッグスの不正スタートは以下のとおり:

  1. 合理的な時間内でスターターの号令に従えなかった場合
  2. 「ヘッズ・ダウン」の号令の後,且つ,スタートの合図の前に,体の一部が砂から上がる又は,スタートの動作を始めた場合

ある競技者が失格又は除外となった場合,残りの競技者とバトンの位置を再抽選せずに再度整列させる。

ランスルーは,不正スタートがあっても,公正なスタートに影響を与えない限り,そのまま続行すること

⑤ランオフ

2 人以上の競技者が同時に 1 本のバトンを取り,且つジャッジがどちらの競技者が ― 掴んだバトン
の位置に関係なく ― 先にバトンを取ったか判定できない場合,関係する競技者間でのランオフを行
う。

同様に,バトンが砂の中に消失した場合はランオフを行う。バトンが砂の中に消失したことが明ら
かな場合,フィニッシュジャッジはバトンが消失したことを(ホイッスル又は口頭の)合図によって伝
え,ランスルーは終了する。

⑥コース

図に示す通り,コースはスタートラインからバトンまで約 20 m とし,16 人の競技者それぞれに最低
でも 1.5 m の間隔を確保する。
バトンは,スタートラインと平行に並べ,隣接する 2 人の競技者の間の垂線がバトンの根本付近を通
過するようにする。換言すると,バトンは隣接する競技者から等距離になるようバトンライン上に並べ
られる。
ビーチフラッグスのアリーナには,小石や細かなゴミが無いようにし,砂の表面が固い場合は,安全
のため,競技前及び競技中に熊手等で土を掻きならすこと。

⑦判定

チーフレフリー/セクショナルレフリー又はそれらから指名された者は,全体を監督できる位置につ
く。
スターター及びチェックスターターは,スタートラインの両端に分かれて位置し,スタートの違反を
監視する。コースジャッジは,コースの両側に分かれて位置し,ランスルー及び違反の有無を監視す
る。
フィニッシュジャッジは,バトンラインの数メートル後方に位置し,バトンを取った競技者からバト
ンを回収し,次のランスルーのためにバトンをセットアップする。

⑧除外及び失格

各ランスルーとランオフは別々の区分として判定する。ある区分における違反行為が後続の区分に持
ち越され,不利になることはない


不正スタートをした競技者,他の競技者の進路を妨害した競技者は除外される(失格とはならない)


不正スタートにより除外された競技者でも,それ以前のレースで獲得した点数及び/又は順位は保持
できる。ただし,失格の場合は全ての得点及び順位を失う


ビーチフラッグス競技において,除外に対する抗議は,5 分以内又は次のランスルーが始まる前(ど
ちらか早い方)に提出せねばならない。ビーチフラッグスの除外に対する抗議が提出されたら,競技が
進行する前にチーフレフリーは直ちに遅滞なくその抗議について検討する。チーフレフリーによるビー
チフラッグスの除外に対する抗議の裁定結果について,上訴することは認められない。

注意 1:チーフレフリーは,上述の方法で短時間に裁定するため,ビーチフラッグスの除外に対する抗
議を,現場の上訴委員に直接付託する権限を持つ。この場合,書類は不要であり預託金も発生しない。
注意 2:競技者は,プロセスが「2. 共通競技総則」の詳述のとおりであれば,ビーチフラッグスの失格
に対して抗議及び/又は上訴することができる。
妨害行為:妨害行為とは,「他の競技者の進路を妨害する為に,手,腕,足,又は脚を使うこと」であ
る。


競技者は,バトンを掴む際,自身の胴体を使って位置取りを良くしてもよい。他の競技者の前に肩や
胴体を割り込ませてもよいが,その位置取りを良くする又は維持するために手,腕,足,又は脚を使用
してはならない。


競技者が正当な方法で前方の位置を獲得し,正常な走行をしている場合,後方の競技者は前方の競技
者を回り込まなければならない。


競技者は,遅い競技者の前を横切ってもよい。


2 人以上の競技者が妨害行為を犯した場合,最初に手,腕,足または脚を使った競技者が除外となる。
ただし,妨害行為の条項に関わらず,もし競技者が行動規範に違反した場合及び/又はフェアでない
競技を行った場合(「2.16 不正行為」を参照せよ),関係する競技者は失格となる。


「2. 共通競技総則」及び 4.1 から 4.3 の概要に加えて,以下の行為は失格になる:

  1. 規定されたとおりにコースを完了できなかった場合
  2. 2本以上のバトンを取ったり,他の競技者が取れないように妨害した場合(例えば,バトンの上に横たわったり,見えないように覆うことなど)

⑨参考

JLA競技規則2021年版(2021.08.30版)(約8.4MB)から抜粋

スタートの種類

①ジャパニーズスタイル

スタートの瞬間に膝を付いて起き上がる方法。筋力が弱い日本人や女性に向いているスタート方法。

メリット:速く振り向くことができる

デメリット:膝を曲げた状態からスタートするので加速がしづらい

②オージースタイル

スタート時に腕で身体を起こしてスタートする方法。筋力の強いオーストラリア人に多いスタート方法。

メリット:振り向いたときに身体が高い位置にあるので加速がしやすい

デメリット:腕の負荷がかなりかかる

③ワダケンスタイル

日本人ライフセーバーの和田賢一さんのスタート方法。ジャパニーズスタイルとオージースタイルの良いとこどり(*注意:この名称は私が勝手に付けた名称です。)

メリット:筋力が弱くてもできる。加速がしやすい

デメリット:かなりのテクニックを要する

速くなるポイント

①反応速度

②起き上がり

③加速

④トップスピード

⑤飛び込み

仮にスプリントで先を越されたとしてもフラッグを取れればオッケーなので、低い姿勢で飛び込む技術があると出遅れたとしてもフラッグを取れることがある。

野球のヘッドスライディングのように遠くから飛び込む技術を身に付ける必要がある。

*注意:飛び込みの時に肩を痛める恐れがあるので十分に気を付ける必要がある

⑥視野の広さ

ビーチフラッグスは100メートル走とは違い、複数あるフラッグから1本取らなければいけない。

従って目の前のフラッグを取られたとしても他のフラッグが取れればオッケーである。

目の前のフラッグだけに注力せず、周囲を観察しながら冷静に狙うフラッグを定める視野の広さが必要となる。