外来患者に最適なストレッチ時間とは?
「何分伸ばすか」より「何セットか」が重要だった

何分伸ばすか?それとも、何セットか?外来患者への研究が、その答えを示しました。

第1章|ストレッチは「長くやるほど良い」のか?

ハリーちゃん

ハリーちゃん

院長!ストレッチって、長くやるほど効果が高いの?

院長

院長

実際には、どれくらいの時間・どれくらいの回数やるのが一番効率的なのかは、これまであまりはっきりしていなかったんだ。そこで行われたのが、船橋整形外科市川クリニックの理学療法士・清野浩希さんらの研究。実際の外来患者さんを対象に「ストレッチは何セット行うのが一番効果的なのか」を検証したんだよ。

これまでの課題

ストレッチの最適な時間・回数は

これまではっきりしていなかった

ストレッチは、長くやるほど良いのか?

それとも、何セットやるかが重要なのか?

第2章|研究の対象と方法

ハリーちゃん

ハリーちゃん

どんな人を対象にしたの?

院長

院長

対象になったのは、脊柱や下肢に問題があり、ハムストリングス(太ももの裏)が硬いと評価された外来患者24名(平均年齢64.5歳)。椅子に座った姿勢で骨盤を前に傾け、太ももの裏を「痛くないけど、しっかり伸びた」と感じるところまで伸ばすシンプルなストレッチだよ。

研究の概要

研究者清野浩希氏ら(船橋整形外科市川クリニック・理学療法士)
対象外来患者 24名/平均年齢 64.5歳
状態脊柱・下肢に問題/ハムストリングスが硬い
方法椅子座位で骨盤前傾、太もも裏を「しっかり伸びた」と感じるまで
セット数合計4セット

重要なポイント

何秒やるかを決めない

患者自身が「十分伸びた」と感じるところまでを1セットとする

外来患者24名。平均年齢64.5歳。

「十分伸びた」と感じるまで。合計4セット。

第3章|結果 — 一番変わったのは「2セット目」まで

ハリーちゃん

ハリーちゃん

で、結果はどうだったの?

院長

院長

結果はとてもはっきりしていたんだ。2セット目までで大きく改善。3セット目・4セット目では、2セット目以降とほとんど変わらなかったんだよ。

膝関節伸展角度の変化

ストレッチ前
58.0°
1セット後
63.4°
2セット後
65.7°
3〜4セット後
≒65.7°

重要な発見

2セットやった時点で柔軟性の改善はほぼ頭打ち

2セット目までで大きく改善。

3セット目・4セット目では、ほとんど変化なし。

第4章|時間は関係なかった

ハリーちゃん

ハリーちゃん

合計で何分やったかは関係あるの?

院長

院長

さらに興味深いことに、「合計で何分ストレッチしたか」と「どれくらい柔らかくなったか」には相関がなかったんだ。つまり、長くやった人ほど良くなったわけではないということ。

もう一つの重要な発見

時間と柔軟性に相関なし

長くやった人ほど良くなったわけではない

時間と柔軟性に相関なし。

長くやった人ほど、良くなったわけではない。

第5章|この研究が教えてくれること

ハリーちゃん

ハリーちゃん

この研究が教えてくれることは?

院長

院長

とても実践的なメッセージなんだ。

ストレッチは「たくさんやればいい」わけではない
時間よりも「適切なセット数」が大切
外来患者では2セットで十分な効果が出る
院長

院長

もう一つ大切なのが、「主観的な伸びた感じ」を基準にしているという点。機械的に30秒・1分と決めるのではなく、「気持ちよく、でもしっかり伸びている」と感じるところで止める。それが、実際の臨床では最も現実的で効果的だったんだ。

もう一つの大切なポイント

「主観的な伸びた感じ」を基準にする

気持ちよく、でもしっかり伸びていると感じるところで止める

たくさんやればいいわけではない。時間より「適切なセット数」。

2セットで十分。「伸びた感じ」を基準に。

第6章|和からだみなおし処の視点から

ハリーちゃん

ハリーちゃん

和からだみなおし処では、どう考えるの?

院長

院長

和からだみなおし処では、「身体は、やりすぎるほど良くなるわけではない」という考え方を大切にしているんだ。1セットで体は反応し、2セットで最大の変化が出て、それ以上は「頑張ってもあまり変わらない」。身体は、必要な刺激にはきちんと応えるが、過剰な刺激には鈍くなるんだよ。

和からだみなおし処の視点

身体は、やりすぎるほど良くなるわけではない

必要な刺激には応える/過剰な刺激には鈍くなる

必要な刺激には応える。過剰な刺激には鈍くなる。

終章|まとめ

院長

院長

この研究から分かったことは、とてもシンプルだよ。

外来患者のハムストリングス柔軟性改善には2セットの静的ストレッチが最も効果的
それ以上やっても、追加の効果はほとんどない
時間よりも「体が伸びたと感じる2回」が重要
ストレッチは「量」ではなく、「身体の反応」を見ることが大切
院長

院長

無理なく、短時間で、しっかり変える。これが、体を大切に扱うということなんだと思うよ。

外来患者への研究。2セットが最も効果的。

時間より「身体の反応」。量より「適切なセット数」。

無理なく、短時間で、しっかり変える。それが、体を大切に扱うということ。

※ この記事は、外来患者へのストレッチセット数に関する研究をもとに解説しています。個別の症状や状態に応じたストレッチ方法については、専門家にご相談ください。

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