【論文要約】肩関節周囲炎の臨床- 現状と課題 -

肩関節周囲炎(五十肩)は
「自然に治る病気」ではない
第1章|「年のせい」で片付けられる痛み
院長!五十肩って、年をとったら誰でもなるものなの?
そう思われがちだね。でも実は、五十肩は医学的には「肩関節周囲炎」という明確な病態なんだよ。
こんな症状、ありませんか?
でも、「放っておけば治る」って聞いたことあるよ?
それは大きな誤解なんだ。五十肩は、「放っておけば勝手に治るもの」ではないんだよ。
よくある誤解
「五十肩は放っておけば治る」
これは大きな誤解です
五十肩は、「年のせい」で片付けられがち。
でも、医学的には明確な病態がある。
第2章|肩関節周囲炎とは何か?
肩関節周囲炎って、どういう病気なの?
明らかなケガがないのに、肩が痛み、動かなくなっていく病気なんだ。原因は、関節包・腱板・靱帯・滑液包といった肩の中の組織に炎症と癒着が起こること。単なる「筋肉痛」ではないんだよ。
炎症と癒着が起こる組織
重要 単なる「筋肉痛」ではなく、組織に炎症と癒着が起こる病気です。
五十肩は、肩の中の組織に
炎症と癒着が起こる病気。筋肉痛とは違う。
第3章|五十肩は3つの段階を経て悪化する
五十肩って、どんなふうに進むの?
臨床研究では、肩関節周囲炎は3つの段階を通って進行するとされているんだ。
疼痛期(Freezing phase)
炎症が強く、動かしても・動かさなくても痛い時期。夜間痛が強く、睡眠の質も大きく下がります。
凍結期(Frozen phase)
痛みは少し減りますが、関節の動きがどんどん悪くなり、肩が「固まった」状態になります。
解凍期(Thawing phase)
少しずつ動きが戻りますが、何もしなければ可動域は完全には戻らないことも多いとされています。
重要な事実
解凍期になっても、
何もしなければ可動域は完全には戻らない
五十肩は、3つの段階を経て進む。
そして、放っておいても完全には戻らない。
第4章|なぜ肩が「固まる」のか?
なんで肩が「固まる」の?
炎症が続くと、関節包や靱帯が硬くなり、物理的に肩が動かなくなる。つまり、五十肩は悪循環に入る病気なんだ。
痛いから動かさない。
動かさないから癒着が進む。
これが、五十肩の悪循環。
第5章|鍼灸手技療法が重要な理由
じゃあ、どうすればいいの?
この論文では、肩関節周囲炎に対して3つのことが極めて重要だと述べられているんだ。
鍼灸手技療法は、炎症部位の血流を上げ、筋緊張を下げ、神経の過剰な興奮を鎮めることで、「痛み」と「固まり」を同時に抑えることができるんだよ。これは湿布や痛み止めではできないアプローチなんだ。
鍼灸手技療法の強み
「痛み」と「固まり」を同時に抑える
湿布や痛み止めではできないアプローチ
鍼灸手技療法は、
炎症を抑え、血流を上げ、筋肉の緊張を下げる。
これが、五十肩に必要なこと。
第6章|腱板の変性と五十肩
「腱板」って何?なんで弱くなるの?
腱板は、肩を安定させ、滑らかに動かすための組織。これが弱くなると五十肩になりやすい。原因は血流不足・加齢によるコラーゲン低下・姿勢の崩れ。その状態で肩を使い続けると、炎症と癒着が進んで五十肩になる。
腱板が弱くなる原因
腱板が弱くなる。その状態で使い続ける。
これが、五十肩への道。
第7章|鍼灸は「治療」と同時に「予防」でもある
鍼灸って、五十肩になる前にも有効なの?
そうなんだ。この研究は、鍼灸手技療法がすでに起きている五十肩と、これから起こる五十肩の両方に有効であることを示唆しているよ。血流と可動性を保つことが、最大の予防になるんだ。
最大の予防
血流と可動性を保つこと
これが五十肩の最大の予防
鍼灸は、治療でもあり、予防でもある。
第8章|和からだみなおし処の臨床と、この論文
和からだみなおし処では、五十肩をどう見てるの?
五十肩の方を、肩だけ・痛い場所だけで見ません。首・背中・肋骨・骨盤。そこまで含めて肩が動かなくなった「構造」を見ます。
和からだみなおし処が見る範囲
論文と実践の一致
「炎症と癒着の進行」という病態
↓ 和からだみなおし処の考え方と完全に一致
論文が示す病態と、
和からだみなおし処の実践は、同じ方向を向いていた。
終章|五十肩は「我慢の病気」ではない
五十肩は、我慢すれば治る病気ではありません。正しく介入すれば、痛みも、可動域も、回復のスピードも大きく変わります。この論文は、そのことを臨床的に示しているんだ。
「年のせい」で諦める必要はないんだね!
五十肩は、「年のせい」で片付ける病気ではない。
「放っておけば治る」ものでもない。
五十肩は、「我慢の病気」ではない。
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