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五十肩とは ─ 40〜60代に多い肩の不調

「腕が上がらない」「夜、肩がうずいて眠れない」「背中に手が回せない」 ─ それは五十肩かもしれません。

五十肩(肩関節周囲炎)は、肩関節を取り囲む組織に炎症が起き、痛みと可動域の制限が長く続く状態です。40〜60代の方に多く、ある日突然気づくこともあれば、じわじわ進行することもあります。

📊 五十肩の特徴
  • 年代:40〜60代に多い
  • 痛み方:鈍い痛み+夜間痛が特徴
  • 動き:腕を上げる・後ろに回す動作が困難
  • 期間:数か月〜1年以上続くことも
  • 左右:通常、片側に出る
  • 進行:急性期 → 拘縮期 → 回復期
肩関節は人体で最も可動域の広い関節のひとつ。だからこそ周囲の靭帯・関節包・腱・筋肉が協調して支えており、その協調が崩れると五十肩が起こりやすくなります。
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五十肩の症状

五十肩のつらさは「痛み」と「動かせなさ」が同時に来ることです。日常の何気ない動作が一つずつできなくなっていきます。

肩の痛み
肩関節の周りに鈍い痛み。腕を上げる・後ろに回す動きで痛みが強くなります。
可動域の制限
腕を真上に上げられない・背中に手が回らないなど、動きが制限されます。
夜間痛
夜になると痛みが強くなり、寝返りや横向きで痛みで目が覚めることも。
日常動作の不便
洗髪・着替え・洗濯物干しなど、腕を上げる動作が一つずつつらくなります。
肩のこわばり
朝起きたときや動き始めに、肩が固まったように感じます。
片側に出やすい
通常は左右どちらかに発症。後にもう片方にも出る方もいらっしゃいます。

3つの段階で進む

1
急性期(炎症期)/2〜9か月
  • 動かしたときの強い痛み・夜間痛が中心
  • 少しずつ動かしにくくなっていく時期
2
拘縮期(凍結期)/4〜12か月
  • 痛みは少し落ち着くが、動きが固まる
  • 可動域が大きく制限され、日常動作に支障が出やすい
3
回復期/5〜24か月
  • 痛みが和らぎ、少しずつ動きが戻ってくる
  • このタイミングでの体の使い方の見直しが、戻り方の質を左右します

個人差が大きく、軽い方は数か月、長い方は2年以上かかることも。早めに状態を把握して、痛みと固さに合ったケアを受けることが大切です。

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五十肩の原因

五十肩の原因はひとつではなく、加齢・使い過ぎ・姿勢・体質が複合的に絡み合って起こると考えられています。

加齢による組織の変性
骨・軟骨・靭帯・腱の柔軟性が落ち、肩周りに微細な負担が積み重なって炎症が出やすくなります。
肩関節への負担の蓄積
仕事・スポーツ・育児などで肩を繰り返し使うことで、組織にストレスがかかり続けます。
運動不足・筋力低下
肩周囲の筋力が落ちると関節の安定性が下がり、わずかな動きでも組織に負担がかかります。
姿勢の崩れ(猫背)
猫背・巻き肩は肩甲骨の動きを悪くし、肩関節への圧迫と炎症のリスクを高めます。
内科的疾患との関連
糖尿病・甲状腺機能異常・心疾患などをお持ちの方は、五十肩を発症しやすい傾向があります。
肩周囲の炎症性疾患
腱板炎・上腕二頭筋腱炎などが進むと、関節包の癒着・拘縮を引き起こすことがあります。

これらの要因が単独ではなく複合的に重なって発症するのが五十肩の特徴です。「年齢のせいだから」と一括りにせず、姿勢・使い方・体質を一緒に見直すことが大切になります。

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セルフチェック ─ あなたの肩は五十肩?

当てはまる項目が多いほど、五十肩の可能性が高くなります。

  • 腕を真横や真上に上げるのがつらい
  • 背中に手が回らない(エプロンの紐が結べない)
  • 髪を洗うとき、腕を上げるのが痛い
  • 夜、肩の痛みで目が覚めることがある
  • 痛い側を下にして寝られない
  • 肩の動かし始めにこわばりを感じる
  • 片側だけに痛みが出ている
  • 40〜60代である
  • 痛みが2週間以上続いている
  • 糖尿病や甲状腺の持病がある

動きの制限や夜間痛が強い場合は、まず整形外科でレントゲン・MRIで他の疾患を除外することが大切です。当院は、医療機関で器質的な疾患が除外されたあとのサポートを行います。

!!

この肩痛は医療機関へ ─ 危険信号

五十肩に似た症状でも、別の病気が隠れていることがあります。次のような場合は整形外科・脳神経外科・救急へ。

⚠ こんな肩・腕の痛みはすぐに医療機関へ
  • 突然の激しい痛み・腫れ・熱感
  • 転倒・事故などの外傷後の強い痛み
  • 胸の痛み・息苦しさ・冷や汗を伴う左肩痛 ─ 心筋梗塞などの疑い
  • 手足のしびれ・麻痺・ろれつの異常 ─ 脳卒中の疑い
  • 発熱・全身倦怠感を伴う肩痛
  • 癌の既往があり夜間痛が強い
迷ったら救急へ。鍼灸・整体は、医療機関で器質的疾患が除外された後の選択肢です。
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和からだみなおし処のサポート

和からだみなおし処の五十肩への施術風景

医療機関で器質的疾患が除外された五十肩の方に対して、当院では鍼灸・整体・運動指導を組み合わせ、痛みのある患部・周囲の筋肉・全身の使い方の3方向からサポートしています。

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丁寧なカウンセリングと評価
  • 痛みの場所・出やすい動き・夜間痛の有無を伺う
  • 可動域・姿勢・首肩・肩甲骨の動きを確認
  • 急性期/拘縮期/回復期のどの段階かを見極めてプランを組む
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患部へのアプローチ
  • 鍼施術で炎症のある肩関節周囲の循環を整える
  • 電気療法(Hi-voltage・MCR)で痛みのケア
  • 急性期は刺激を最小に、夜間痛と日中の痛みを抑える方向で組み立てます
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患部周囲へのアプローチ
  • 肩甲骨・胸背部・上腕の筋肉をていねいにゆるめる
  • 背中・脇・首の連動を取り戻す手技
  • 肩関節への負担を周囲に分散できる体に整える
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原因へのアプローチとセルフケア
  • 姿勢(猫背・巻き肩)の整え方
  • 無理なく可動域を広げる体操(段階に合わせて)
  • 日常動作(洗濯物・寝る向き・PC環境)の工夫
  • 再発しにくい体の使い方を一緒に身につける

通っていただく目安

段階目安期間頻度
急性期(強い痛み・夜間痛)2〜3か月週1〜2回
拘縮期(動きが固い)3〜6か月週1回
回復期(戻りを質高く)2〜3か月2〜4週に1回
あくまで目安です。状態によって個人差があります。

こんな方にお勧めしています

  • 夜間痛で眠れない
  • 整形外科で異常なしと言われたが続いている
  • 腕が上がらず日常動作がつらい
  • 痛みのない動きを取り戻したい
  • 姿勢から見直したい
  • 自分でできるケアを身につけたい
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プレミアム鍼灸&整体|五十肩に向き合うサポート

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「腕が上がらない」から、軽い動きを取り戻す

五十肩は、炎症と拘縮が同時に進む厄介な症状ですが、
段階に合わせた向き合い方で、生活動作を取り戻していけます。

「もう年だから仕方ない」とあきらめる前に、
一度ご相談ください。和からだみなおし処は、その伴走者でありたいと思っています。

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