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野球肘とは

「投げると肘の内側がズキッとする」「肘がしっかり伸び切らない」「投げた後に肘がだるい」 ─ それは野球肘(投球障害肘)かもしれません。

投球の繰り返しで肘関節周囲に負担が積み重なる状態の総称で、痛む場所によって内側型・外側型・後方型の3タイプに分かれます。

野球肘の特徴
  • 痛む場所:内側/外側/後方の3タイプ
  • 痛み方:投球時の鋭い痛み・投球後のだるさ
  • 動き:肘の伸ばしきり・曲げきりが制限
  • 成長期は要注意:外側型は早期発見が鍵
院長は元Jリーグトレーナー・臨床24年。タイプ別の評価と段階的復帰のサポートを行います。
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こんな症状はありませんか

投球時の鋭い痛み
肘の内側・外側・後ろのどこかに、投げた瞬間ズキッと走る痛み。
投球後のだるさ
投げ終わった後に肘が重い・違和感が残り、しばらく抜けない。
伸ばし切れない・曲げ切れない
肘の可動域が狭くなり、左右で動きの差が出てくる。
引っかかり感・ロッキング
肘を動かすときにカクッと引っかかる感覚、ひどくなると一瞬動かなくなる。

初期は「投げた後の違和感」レベルでも、放置すると骨や軟骨にダメージが及ぶことがあります。痛みのある状態で投げ続けないことが何より大切です。

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原因 ─ タイプ別に見る

痛む場所によって負担を受けている組織が違います。タイプを見極めることが、必要なケアの第一歩。

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内側型(最も多い)
  • 肘の内側に痛み
  • 投球時の外反ストレスで内側側副靭帯(MCL)・尺側手根屈筋に負担
  • 進行すると尺骨神経の症状(小指側のしびれ)が出ることも
  • 小中学生〜成人まで幅広く発症
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外側型(成長期は最重要警戒)
  • 肘の外側に痛み
  • 関節面への圧迫力で離断性骨軟骨炎(OCD)を起こすことがある
  • 小中学生に多く、早期発見・早期対応が鍵
  • 放置すると骨片が剥がれて長期離脱・手術になることも
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後方型(高校生以上に多い)
  • 肘の後ろに痛み
  • リリース〜フォロースルーの伸展ストレスで肘頭・滑膜ヒダに負担
  • 肘頭疲労骨折につながることがある
  • 「肘が伸びきった瞬間に刺さるような痛み」が典型

背景にある複合要因

投球数・連投
回復が追いつかないペースで投げ続けると、組織の微細損傷が積み重なる。
フォームの崩れ
肘下がり・体の開きが早いフォームは肘への負担を一気に増やす。
体幹・下半身の機能低下
下半身からの力を肩・肘に伝えられないと「腕投げ」になり、肘へのストレスが集中する。
成長期特有の弱さ
小中学生は骨端線が閉じておらず、骨・軟骨・成長板がダメージを受けやすい。
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セルフチェック

3つ以上当てはまる方は、肘の負担が積み重なっているサインです。

  • 投球時、肘のどこかに鋭い痛みがある
  • 投球後に肘がだるい・違和感が残る
  • 肘の伸ばしきり・曲げきりが反対側より固い
  • 肘を動かすと引っかかり感がある
  • 小指側にしびれが出ることがある
  • 球速・コントロールが落ちている
  • 痛みが2週間以上続いている
!!

この肘痛は医療機関へ

⚠ こんな時はすぐに整形外科へ
  • 成長期(小中学生)の肘の外側痛が2週間以上 ─ 離断性骨軟骨炎(OCD)の疑い/レントゲン・MRI必須
  • 転倒・衝突などの外傷後の強い痛み・腫れ ─ 骨折・靭帯損傷の疑い
  • 小指側の強いしびれ・力が入らない ─ 尺骨神経障害の疑い
  • 肘がロックして動かない ─ 関節内遊離体(関節ねずみ)の疑い
  • 肘の後ろが伸ばすたびに刺すように痛む ─ 肘頭疲労骨折の疑い
特に成長期の外側型は早期発見・早期対応が極めて重要です。迷ったら整形外科へ。鍼灸・整体は、医療機関で器質的疾患が除外された後の選択肢です。
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和からだみなおし処のサポート

医療機関で器質的疾患が除外された方に、鍼灸・整体・運動指導を組み合わせ、患部・周囲・体全体の使い方の3方向からサポートします。

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評価とプラン作成
  • 痛みの場所(内側/外側/後方)と投球フェーズを確認
  • 肘・肩甲骨・体幹・下半身の動きを評価
  • 急性期/慢性期/復帰準備期を見極めてプランを組む
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患部と周囲のケア
  • 鍼施術で肘周囲の筋緊張・循環を整える
  • 電気療法(Hi-voltage・MCR)で痛みのケア
  • 前腕・上腕・肩甲骨まわりまで広く緩めて肘への負担を分散
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フォーム・段階的復帰
  • 肘下がり・体の開きが早いフォームの修正
  • 体幹・股関節・インナーマッスルの使い方を指導
  • シャドウ → キャッチボール → 距離を伸ばす段階的復帰
  • 再発しにくい体の使い方を一緒に身につける

通っていただく目安

段階期間頻度
急性期2〜4週週1〜2回
慢性期1〜3か月週1回
復帰準備期1〜2か月2〜4週に1回
投球レベル・年代・症状の進行度で個人差があります。外側型OCDが疑われる場合は整形外科を最優先。
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投球数の目安と予防

日本臨床スポーツ医学会の提言に基づく、投球障害予防のための一般的な目安です。

  • 小学生:1日50球以内・週200球以内
  • 中学生:1日70球以内・週350球以内
  • 高校生:1日100球以内・週500球以内
  • 共通:投球後はアイシング15〜20分
年代・体格・コンディションで個別調整してください。連投・全力投球の連続は避ける。

痛みは「投げるのを止めなさい」というサイン。違和感の段階で対応すれば回復は早く、無理して投げ続けると復帰までの期間が長くなります。早めに、ちゃんと休むのが結果的に近道です。

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鍼治療&整体をベースに、投球フォーム・段階的復帰までお伝えします。

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