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野球肩とは

「投げると肩の奥がズキッとする」「全力で投げられない」「フォロースルーで違和感が残る」 ─ それは野球肩(投球障害肩)かもしれません。

投球の繰り返しで肩関節周囲の組織に負担が積み重なる状態の総称で、成長期から成人まで年代を問わず起こります。

野球肩の特徴
  • 痛み方:投球時の鋭い痛み・投げた後のだるさ
  • 動き:振りかぶり〜フォロースルーで誘発
  • 左右:通常は利き腕側に出る
  • 背景:投球数・フォーム・柔軟性が複合的に関与
院長は元Jリーグトレーナー・臨床24年。投球フェーズ別の評価とサポートを行います。
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こんな症状はありませんか

投球時の鋭い痛み
振りかぶり・リリース・振り抜きのいずれかで肩に鋭い痛みが出る。
球速・キレの低下
「腕が振れない」「球が走らない」など、パフォーマンスの落ち込み。
投球後のだるさ
投げ終わった後に肩全体が重だるい・抜けるような感覚が残る。
夜間痛・安静時痛
寝るときの鈍痛や、何もしていない時の痛み。進行サイン。

初期は「投げた後だけ違和感」のレベルでも、放置して投げ続けると組織のダメージが積み重なります。痛みのある状態で投げ続けないことが何より大切です。

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原因 ─ 投球フェーズ別に見る

どのフェーズで痛むかで、負担を受けている組織が変わります。原因を絞ると、必要なケアが見えてきます。

1
コッキング期(振りかぶり)
  • 肩を最大外旋に持っていく相
  • 関節唇(SLAP)・棘上筋・上腕二頭筋長頭腱に負担
  • この相での痛み → インピンジメント・関節唇損傷の可能性
2
加速・リリース期
  • 肩内旋トルクが最大になる相
  • 腱板(棘上筋・棘下筋)・上腕二頭筋長頭腱に負担
  • この相での痛み → 腱板損傷・腱炎の可能性
3
減速・フォロースルー期
  • 振り抜いた腕を急減速させる相 ─ 力学的負担が最大
  • 後方の腱板・後方関節包・関節唇にストレス
  • この相での痛み → 後方インピンジメント・後方の硬さ

背景にある複合要因

投球数・連投
回復が追いつかないペースで投げ続けると微細損傷が積み重なる。
フォームの崩れ
下半身・体幹が使えず腕に頼った投げ方になると、肩への負担が一気に増える。
利き腕の内旋制限
利き腕の後ろ手が反対側より固い(GIRD)は野球肩のリスク要因。
成長期の組織の弱さ
骨端線が閉じていない小中学生は、骨・軟骨・成長板がダメージを受けやすい。
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セルフチェック

3つ以上当てはまる方は、肩の負担が積み重なっているサインです。

  • 投球時、肩のどこかに鋭い痛みがある
  • 投球後に肩がだるい・重い感覚が残る
  • 以前のように腕が振れない・球が走らない
  • 振りかぶりやフォロースルーで詰まり感がある
  • 利き腕の後ろ手が反対側より固い
  • 夜寝るときに肩がうずく
  • 痛みが2週間以上続いている
!!

この肩痛は医療機関へ

⚠ こんな時はすぐに整形外科へ
  • 転倒・衝突などの外傷後の強い痛み・腫れ
  • 突然の激痛で腕が動かせない ─ 脱臼・骨折の疑い
  • 腕や手のしびれ・力が入らない ─ 神経損傷の疑い
  • 成長期(小中学生)の肩痛が2週間以上 ─ 骨端線障害(リトルリーガーズショルダー)の疑い
  • 関節がはずれる感覚 ─ 不安定症・脱臼の疑い
迷ったら整形外科へ。鍼灸・整体は、医療機関で器質的疾患が除外された後の選択肢です。
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和からだみなおし処のサポート

医療機関で器質的疾患が除外された方に、鍼灸・整体・運動指導を組み合わせ、患部・周囲・体全体の使い方の3方向からサポートします。

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評価とプラン作成
  • 痛みの出る投球フェーズ・投球数を伺う
  • 肩・肩甲骨・体幹・下半身の動きを確認
  • 急性期/慢性期/復帰準備期を見極めてプランを組む
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患部と周囲のケア
  • 鍼施術で肩関節周囲の筋緊張・循環を整える
  • 電気療法(Hi-voltage・MCR)で痛みのケア
  • 後方関節包・棘下筋など内旋制限の原因組織を緩める
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フォーム・段階的復帰
  • 体幹・股関節・インナーマッスルの使い方を指導
  • シャドウ → キャッチボール → 距離を伸ばす段階的復帰
  • 再発しにくい体の使い方を一緒に身につける

通っていただく目安

段階期間頻度
急性期2〜4週週1〜2回
慢性期1〜3か月週1回
復帰準備期1〜2か月2〜4週に1回
投球レベル・年代・症状の進行度で個人差があります。
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投球数の目安と予防

日本臨床スポーツ医学会の提言に基づく、投球障害予防のための一般的な目安です。

  • 小学生:1日50球以内・週200球以内
  • 中学生:1日70球以内・週350球以内
  • 高校生:1日100球以内・週500球以内
  • 共通:投球後はアイシング15〜20分
年代・体格・コンディションで個別調整してください。連投・全力投球の連続は避ける。

痛みは「投げるのを止めなさい」というサイン。違和感の段階で対応すれば回復は早く、無理して投げ続けると復帰までの期間が長くなります。早めに、ちゃんと休むのが結果的に近道です。

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鍼治療&整体をベースに、投球フォーム・段階的復帰までお伝えします。

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